ビアトリス・アースキン・レーン日記
びあとりす・あーすきん・れーんにっき
紙本ペン書/ノート/縦21.1×横17.6(1891年分)/19〜20世紀
鈴木大拙の妻ビアトリス(1878〜1939)の日記。ビアトリスは十代から詳細な日記を残す習慣があったらしく、晩年の1939年頃まで多くの日記が残されている。このこまめな日記の習慣は大拙にも影響を与え、膨大な大拙の英文日記を生んだと考えられる。なお大拙との出会いは1906年の釈宗演のニューヨークでの講演に際して通訳を勤めた時であったらしい。ビアトリスは聴衆として参加していたが、講演後に質問に行き、その対応に大拙があたった。
本品は、もっとも古いもので、大学ノートにペン書きでびっしりと記されている。ビアトリスが17〜18歳頃のものである。